
この記事でわかること
⚫︎ 感動したパビリオンや展示体験レポート (フランス・サウジアラビア・ポーランド・日本館)
⚫︎ 混み具合・混雑体験
こんにちは!リッカです!
10月13日で半年にわたった万博が閉幕しますね。9月からは駆け込み万博とも言われ、連日大混雑についてネットでも話題になっています。そんな中9月の連休に万博に2日間行って、体験したこと、感じたことをシェアすることで、読んでくれた方に楽しい思い出を作ってもらえたらと考え、記事にしました。
1.なぜ万博に行こうと思ったか

「せっかく日本で開催されているし、行ったことの無い国のことを知りたーい!」ということでチケット予約しました。はじめの頃は入場者数も少なく、赤字なのでは?と心配されていた万博ですが、7月あたりからどんどん混み始めてましたよね。
連続した2日分の入場チケットを予約し、2ヶ月前抽選、1週間前抽選、3日前予約を2日分全てチャレンジしましたが、当選したのは2ヶ月前抽選のオーストラリア、3日前予約で未来の都市が予約できました。3日前予約に関しては、本当に激戦でした。予約解放日の1時間前からログインの待機をしていたのにも関わらず、繋がらない、最初のページに戻される。埋まっていく予約枠を眺めながらようやく未来の都市を予約できてしばらく放心状態でした。。。(꒪⌓꒪ )
夜中に待機している猛者たちと当日会場で会った時に、予約を取れるのかという不安を抱えながら当日を迎えます。
万博に行ってよかった?

答えは「とっても良かった!!また行きたかった。」です。関西圏に住んでいたら通期パスを購入していきたいくらいでした。
大屋根リングからの景色は「世界はひとつ」という言葉を現実化してくれたり、世界各国のパビリオンを訪れることで、異なる文化に触れることができたり、万博でしか味わえないユニークな体験ができました。
一番の理由は、どのパビリオンも日本語表記でわかりやすく説明してくれていることです。
日本で開催されているので日本語表記は当たり前なのですが、海外の美術館などに行くと基本は英語表記、またはその国の言語なんですよね。私は中学英語(非常に怪しい)程度しかわからないため、日本語で各国の文化や伝統工芸、インスタレーションを説明してもらうことで理解度がぐっと深まることが、日本で開催される万博に参加する最大のメリットなのかもと思います。
あとはトイレが清潔であること(笑)
2.感動したパビリオンたち フランス・サウジアラビア・日本館 大屋根リング
2日間参加したため、全部で10個程度はパビリオンに入れました。この3つは団体で入れるため、並ぶことができたら、思ったより早めに入れると思います。ただし、2時間は並ぶことを考えると軽い折りたたみ椅子は私は必携でした。
フランス館
日曜の朝9時に入場し、朝イチで並び60分ほどで入れました!所要時間は40〜70分。
フランスのポテンシャルを惜しみなく魅せたパビリオンでした。魅せ方が本当にプロフェッショナル!ハイブランドの誰もが知るアイコニックなモチーフを壁全面に設置した空間に引き込まれます。

館内にはジブリの『もののけ姫』の一場面をモチーフにした絵があったのですが、タペストリーという壁かけの織物だそうです!!色味やタッチもアニメそのもので、織物には見えなくて調べてびっくりΣ(OωO ) 昔、リヨンという絹織物の街に滞在していた時も絵とみまごうようなタペストリーが美術館に飾ってあって、精巧さに驚いたことを思い出しました。

一番好きだった「ワインの間」についてです。柔らかな照明の下、樽を模した展示が並んでいていました。天井からは両手で抱えられるほどのブドウを模した照明が下げられ、壁にはブドウ畑の映像が映し出され、まるでフランスのシャトーに迷い込んだかのようでした。中庭には一本のオリーブの樹が静かに佇んでいて、生命を感じさせてくれる未だに忘れられない景色です。

◎ちょこっとメモ◎ 家族との作戦会議で、事前に情報収集した中で①魅力度 ②待ち時間 ③所要時間(抽選で当たったパビリオンとブッキングしないように)の総合点をなんとなく算出し、イタリア館とフランス館とクウェート館で悩んでいましたが、フランス館を第一優先にしました。
サウジアラビア
2日目の一番疲れていた夕方に入れたパビリオン!異国情緒溢れた館内は、暑さとどこにも入れなかった疲労感があったにも関わらず、民族音楽と開放感のある空間に癒され、見やすい展示を通して知的好奇心を刺激されました。

サウジアラビア館はまるで砂漠の中のオアシス。入り口までの道には、多様な植栽が施され、生命の息吹を感じさせる空間が広がっていました。

館内に入ると、3種類の楽器、歌声を伴った民謡音楽が響き渡り、訪れる人々をサウジの風土と文化へと誘っていました。他のパビリオンでも感じましたが、生演奏があることで、その場にいた観光客が一体化できるなぁと思いました。
進んでいくと、これまであまり知られていなかったサウジの海洋事業への積極的な取り組みが紹介され、海のイメージが薄かった国への認識が一変しました。私が無知なのだと思いますが、これは本当に驚いた!人が多くて歩きながらの移動になってしまうのですが、理解しやすい動画の速度や場面の切り替わり方で工夫されているなぁ感じます。
最後のブロックでは、未来の展望を描いた次回万博の映像も圧巻で、サウジが描くビジョンに胸が高鳴ります。文化・環境・未来が融合した魅力的なパビリオンでした。
◎ちょこっとメモ◎ はじめは「入場規制・並べません」というプラカードを持っていたスタッフさんがいましたので並べず。列を注意深く観察していると一度に10m〜20m動く場面があり「これはもうすぐ規制解除されるのでは?!」と見守っていて10分後くらいに解除されました (∩´∀`)∩バンザ──イ!! この日はどのパビリオンも入場規制が非常に多く、心が折れかけていました。ちなみにこの日の来場者数は約22万5000人と過去一位(※ブログ作成当時の情報)で本当に人が多かったです。
日本館
1日目の夕方5時半から2時間並んで7時半ごろに入れました!日本館がある東ゲート周辺に向かって歩いている時に長蛇の列を発見。お昼に来た時は、午後7時に入場できると聞き、諦めていたのですが、日本館の列だと判明しておもむろに並ぶ。夕方から長時間並ぶ時の疲れは半端ないです。。。アドレナリンが切れてきて、全力疾走したけれど電車を乗り損なった後の体の重さのような疲れです。そんな時は折りたたみ椅子が大活躍しました。

2025年の大阪・関西万博で、日本館はかなりおすすめのスポットでした!日本館の外観はスタイリッシュでありつつ、遠くから見るとまるで巨大な折り紙を組み立てたみたいなデザインでした。調べてみたところ、外壁には竹や木材、土など“自然素材”をたっぷり使ってるそうです。しかも、解体後はまた別の場所で再利用される予定ということで、「循環型」のコンセプトが生きているみたいです。夜の日本館の外観は、影と優しい仄かな光を大切にしていて、落ち着く空間でした。

中でも「藻」の可能性に驚きました。エネルギーや環境への活用など、未来を支える力があることを初めて知りました。ワカメや海ぶどうも藻だったことに驚きでした!(無知なだけ)

上の写真は、再生素材で作られたスツールに実際に座れる体験も楽しかったです。そして、あのドラえもんが登場して、日本の「循環型ものづくり」を紹介してくれる展示も見どころです。
展示エリアでは、9つの切り口で、“やわらかく作る”という日本のものづくりの特徴的な手法を伝統的な取組と最先端の技術での活用を対比しながら、紹介します。 例えば、“強くて壊れないもの”を追求するのではなく、“あえて部分的に壊れる”ことで全体に与える衝撃を吸収する、という発想です。 引用:経済産業省〜日本政府館の「ファクトリーエリア」を紹介します【展示公開 第2弾】〜より
廃材を使った製品や、環境にやさしい技術がわかりやすく紹介されており、じっくり見ることができるとより学びもたっぷりです。子どもも大人も楽しめて、未来について考えたくなる内容でした!
◎ちょこっとメモ◎ 日本館の中のブティックは大混雑でゆっくり見られませんが、日本館の入り口を正面にして右側に進むと日本館グッズを取り扱っているお店があり、館内ほど並ばずに、そこでも買えます(*^ω^*) また、日本館に入れなくても買える点が最大のメリットですね!
私はベアブリックのシールと、藻キティのピンバッジとぬいぐるみ、夫は今治タオルハンカチを購入しました!!館内にしか売っていないグッズもあるかもしれないため、絶対に欲しいものがあればリサーチした方がいいかと思います。
大屋根リング

万博で一番感動した建造物は、実は大屋根リングでした( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎
私が来場した9月中旬は、まだまだ最高気温34℃もあった連日暑い日で日傘を持ってしても20分が限界でしたが、今の気温(10月初旬)だと昼間も大屋根リング上で1時間ほどは座って過ごせるのではないかなぁと思います。そういう贅沢な過ごし方もしてみたかったです。
歩道より高い位置には、芝生やお花が敷き詰められて、風も吹いてきて、まるで高原のような開放感と心地よさを感じさせてくれる空間でした。芝生は斜面になっているため、椅子よりもレジャーシートの方が安定感あります。

一方、夜になると光が円環を描き、まるで空に浮かぶ希望の輪のように輝き、「世界は一つだ」と強く実感しました。10月の大阪の日の入りは17時31分だそうです。前後30分の空がとてもきれいなので、ぜひ大屋根リングに登ってみてください(´∀`)
◎ちょこっとメモ◎大屋根リングに登る際にエスカレーターを利用することが多いかと思います。モナコ館の前に特設ステージがあり、そこで各国の出し物があり極短時間ですが、エスカレーターに乗りながら見れます。乗降時は、前を向いて転ばないように気をつけてください!
私が行った時はアゼルバイジャンの歌と、ブラジルのカポエイラを観覧できました!パビリオンに入れなくても、様々なところでイベントが開催されているため公式ホームページから探してみてください^^
例の椅子
何回も話に登場した折りたたみ椅子はこちら!!
ロゴス LOGOS 707トレックチェア(背付) チェア です



今回の万博はこの椅子に本当に助けられました!!300gで超軽量!!しかも折りたたみや組み立てが、感覚的にできるためストレスなく使用できます。
使用例:ゲートが開くまでの待機時間、ポーランド館、ルーマニア館、サウジアラビア館、日本館の各待機時間
合計6時間くらい座ってました笑 背もたれが無いタイプもありますが、股関節や足首が硬い人はバランスを取ることが難しいので、背もたれ付きがお勧めです!
夫はヨドバシドットコムで購入、私は楽天で購入しヨドバシの方が安かったですよ〜!
まとめ 今回は長い長い感想ブログとなってしまって最後まで見てくださる方がいるのか、心配です。。。少しでも万博の雰囲気や、たくさんの人の思いが詰まった建造物について興味を持ってもらえたら幸いです。


コメント